映画館の思い出

映画館の思い出

静岡県内に在住の方や県内出身の方に、
映画館やそこで観た映画についての思い出を寄稿していただきました。


20代 男性(学生)/ 浜松市出身
私が小学生の時に、ちょうどポケモンが流行し始めていたので、家族と「ミューツーの逆襲」を見に行ったことを今でも鮮明に覚えています。子どもながら、テレビとは違う迫力のある映画の内容に感動したことはもちろん、普段は仕事などで忙しい家族と一緒に外出できる喜びも感じました。映画を見に行くことをきっかけにめずらしく家族で食事に行ったりして…その楽しい思い出の1コマは今でも心に残っています。



30代 女性(ライター)/ 伊豆の国市出身
子どもの頃、「映画を見る」イコール「沼津の映画館へ行く」でした。実家がある伊豆の国市には当時、映画館がなかったからです。あの頃、映画を見に行くというのはちょっとしたイベントで、いつもよりおしゃれをして、高揚した気分で出かけたのをよく覚えています。沼津の映画館で見た映画のなかで、ひとつ、特に印象に残っている映画があります。女優・原田美枝子さん主演の『愛を乞う人』です。虐待を受けながらも母を慕う娘が、母の髪を櫛でゆっくりとかすシーンは鮮明に覚えています。ちょうど思春期まっただ中で、親との関係に悩んだ時期だったから余計に印象深かったのかもしれません。娘を虐待する母と、母に虐待された過去を持つ女性を一人二役で演じた原田美枝子さんの演技も素晴らしかった。忘れられない、大切な思い出です。
40代 男性(会社員)/ 愛媛県出身
初めて見た映画は、ディズニー映画の「白雪姫」で、3歳か4歳の頃だったと思います。少年時代は「エイリアン」を見につれて行ってもらいましたが、どちらも映画館で見る映画は心をスクリーンに吸い込まれたかのようで、非常に怖かったものです。その後、「チャイルドプレイ」の1作目の時は何日かトイレさえ行けない程でした。今は、自宅でDVD等でいくらでも作品を見ることができますが、映画館で見るようなバーチャル体験の様な思いはしないものです。今ではDVDを見る機会が多くなりましたが、映画館で見たい作品は必ず足を運んでいます。
子供には楽しい映画は映画館で見せてあげたいと思っておりますが、来年生まれるので映画館デヴューは、まだしばらく先になります。親子で楽しめて心に残る作品を映画館でポップコーンを食べながら見る日を楽しみにしています。
10代 女性(中学生)/ 島田市在住
子供の頃、ドラえもん等のアニメをよく見に行きました。お母さんやお兄ちゃんと一緒に街中の映画館に行ったのが、とても良い思い出です。今は、私の住む島田市には映画館がないので、藤枝市まで見に行きます。去年は、「海猿」を見ました。とても、おもしろかったです。邦画のシリーズ物が好きなので、続編が来たらまた見に行きたいと思います。




70代 男性(会社役員)/ 東京都出身
私の青春時代は、映画漬けの日々でした。
中学生の頃から30歳位まで、あらゆるジャンルの作品を見まくっていたように思います。高名な監督、燦然と輝くスター女優、存在感のある男優陣などいちいち挙げれば枚挙にいとまがありません。子供の頃には主に浅草6区の映画街、大勝館、松竹座、電気館、浅草東宝、浅草松竹、浅草東映、千代田館など、休日は毎週のように2本立て上映館をはしごするようなときを過ごしていました。大人になってからは通勤経路にあった有楽町映画街の日比谷劇場、有楽座、スカラ座、丸の内東宝、みゆき座、東劇、松竹セントラル、ピカデリーなどでよく観たものです。私の人生観の原点は、映画から学んだことが大きく作用していると考えております。私にとって映画こそ生きる上であらゆることを教えてくれた楽しい教科書であったと断言しても過言ではありません。
フリーアナウンサー / 静岡市在住
 映画との出会いは、父に連れられて観たディズニー映画だったと記憶している。当時私が何歳だったか覚えていませんが、多分その時から映画を観る楽しみに魅せられたのではないかと思います。上映時間を知らせるブザーの後、徐々に劇場が暗くなり、これから上映される映画への期待に胸が膨らみ、あの薄暗い客席でワクワクしながら上映を待つひととき、客席の誰もがこんな共通の体験を持っているのではないでしょうか。スクリーンに映し出される映画の世界は、私にいろいろなことを教えてくれました。だから、ある意味、映画は私の学校だったとも言えるのです。映画は世界に目を向ける窓みたいなものです。DVDで映画を楽しむ人も多いようですが、私自身は映画の観方がどうも散漫になってしまう気がします。その点、映画館で観る映画は、なんと言っても集中力が違うので、たくさんの感動や驚きを残してくれます。印象的な仲間との映画談義もタネが尽きることはありません。一本の映画も年齢や性別、立場が違えば感じ方も様々です。だから映画は面白い!映画とは、まだまだ長いおつきあいになりそうです。